2006年5月アーカイブ



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メールマガジン0117号   2006/05/30日発行(月・水・金発行)


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□□ クルーズ・エリア(地域)とシーズン □□


クルーズといえば思い浮かぶのは地中海クルーズやカリブ海クルーズではない


でしょうか?その他にもアラスカやメキシカン・リビエラに南米やアジアがあ


りますね。


世界のクルーズ人口は1000万人を超しますが、皆さんが主にどの地域でク


ルーズを楽しんでいるのか数字で示してみましょう。クルーズ各社が参加して


いる団体CLIAの統計数値によれば2005年はカリブ海が46.4%、地中海が12.


6%、アラスカ8.3%、メキシコ7.1%、ヨーロッパ7.1%、ハワイ3.8%です。アジア


・オリエントは1%にもなりません。


クルーズ地域として夏場はアラスカ、地中海、北欧が人気です。地中海は11


月ころまでクルーズを行っていますが、アラスカや北欧は5月から9月までが


シーズンです。


一般的に日本から近いアメリカ西海岸では5月?9月まではアラスカ、10月


?4月までがメキシカン・リビエラがシーズンです。メキシカン・リビエラは


年中クルーズが可能ですが、各社とも夏はアラスカ、冬はメキシカン・リビエ


ラに配船するので、このようになります。もちろんRCIのモナーク・オブ・ザ・


シーズのように年中バハ・メキシコクルーズをやっている船もあります。


それでは地中海や北欧クルーズはシーズンが終了すると、どうするのでしょう


か?その多くはカリブ海にやってきます。そこでアラスカ、メキシカン・リビ


エラ、カリブ海は激しい競争となり、私たちはかなり割安価格でクルーズを楽


しむことが出来ます。


ハワイは年中クルーズが行われていますがNCLアメリカのプライド・オブ・アロ


ハ/アメリカ/ハワイの独占ですから、お値段も少々高めです。地中海や北欧


もカリブ海、アラスカ、メキシカン・リビエラに比較して割高です。


日本からのクルーズを楽しむ場合は航空運賃も考えなければなりません。夏場


はヨーロッパ方面の航空運賃は高めですから、アラスカ、カリブ海が結局は安


くなります。しかし夏休み期間中はどの方面でも航空運賃は高めです。


ですから年に一度程度10日間の休暇をとることを決めて、航空運賃の安い時


期に競争の激しい、アラスカ、メキシカン・リビエラ、カリブ海をねらうと、


とてもお得なクルーズを存分に楽しむことが可能です。陸上の海外パック旅行


より数段快適な旅をお得なお値段で楽しむことが出来ます。



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メールマガジン0115号   2006/05/26日発行(月・水・金発行)


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□□ セレブリティ マーキュリーの船長が飲酒で逮捕された □□


セレブリティ マーキュリーがアラスカ・クルーズに出発する直前に、規定の


倍のアルコールが船長がの液中に含まれていることが、沿岸警備隊の検査によ


り発覚しました。


シアトルのTVによれば、船長はかなり強いアルコールの臭いを漂わせていて


検査の結果、許容値の倍のアルコールが検出され、当局に直ちに逮捕されたと


のことです。船長の弁護士は「船長は確かに飲酒をしたが、それは勤務時間外


であり、アルコール検出検査の精度に問題がある」と反論しています。


沿岸警備隊が飲酒検査をしたのは当日の12:30分であり、確かに勤務時間


外ではありましたが、セレブリティクルーズの規則では勤務に就く8時間前以


降の飲酒を禁止しているから、明らかに業務規則違反であると会社側は断定し


ています。


セレブリティクルーズはこの船長を直ちに解雇しました。そして「セレブリテ


ィクルーズの規則では任務につく8時間以内にアルコールを取ることを禁止し


ており(国際的な基準より倍厳しい基準)、船長はあきらかに規則違反である。


セレブリティクルーズはこのような規則違反に対しては迅速に、かつ厳しく対


応する」と発表しました。


さてひるがえって日本の某クルーズ船のサービス精神旺盛な某船長さんは、お


客さまと食事をともにして、赤い顔をしている光景を良くみかけます。当然勤


務時間外とは思いますが、乗客側も船長さんを追いかけ回すのはほどほどにし


て欲しいものです。


船長は24時間、全ての責任を持っているわけですから、非番の時はゆっくり


とさせてあげるのが乗客のマナーではないでしょうか。



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メールマガジン0111号   2006/05/19日発行(月・水・金発行)


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□□ 悪い情報を公開 QM2の船長に脱帽 □□


「クルー同士が喧嘩をして、傷を負ったフィリピンクルーがヘリコプターで搬


送途中に死亡し、加害者は官憲筋に引き渡された」このような事態がクルーズ


で発生したならば、船長は一体どのような態度をとるでしょうか。しかもそれ


が伝統あるキュナード社のクイーンメリー2で発生したとすれば!!


私自身、これが事実であるかどうか知る由もありませんが、クルーズクリティ


ックの報道ではこの通りの記述があります。


被害者の救助のためにヘリコプターがQM2に到来して、安全のために一時的に乗


客の特定場所への立ち入りを禁止する際、船長はこの事実を一部始終スピーカ


で放送したとのことです。


そして翌朝の朝早く、乗客のキャビンには船長の手紙が配布されて事件の一部


始終と事件に対する官憲の調査には全力ををあげて協力すること、ならびに被


害者の家族に対する哀悼の辞が記載されていたそうです。


そして最後に「皆様が休日を楽しんでおられる時に、このような事実を報告せ


ねばならないことをお詫びします。しかし皆様のような価値あるお客さま(va


lued guest) にはキチンとお知らせすることが重要だと考え報告させていただ


いた次第です」と結ばれ、キャプテンのサインがあったといいます。また到着


した寄港地では船に半旗がかかげられました。


QM2のこの態度は実にプロフェッショナルだと感心しました。このような重大な


事実の公表が遅れ、外部からの報道で乗客が知ったとすれば、伝統あるキュナ


ード社に対する乗客の信頼は揺らいだと思います。


「どのような苦い事実でも包み隠さず情報公開する」ことが一流であることの


鉄則です。このことは「一流でありつづけることは苦しい」ことの証明でもあ


ります。ノブレス・オブリジェ(高貴なる義務)という言葉自体が消え去ろう


としている昨今、さすが英国の一流の船会社だと感服しました。



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メールマガジン0108号   2006/05/10日発行(月・水・金発行)


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□□ QE2とフリーダム・オブ・ザ・シーズ 燃料タンクはどちらが大きい? □□


人気の世界最大のクルーズ船、フリーダム・オブ・ザ・シーズは5月1日には


ニューヨークに到着します。そこで雑学として「世界最大158、000トン


のフリーダム・オブ・ザ・シーズの燃料タンクと70,000トンのクイーン


エリザベス二世号の燃料タンクとどちらが大きいか」との質問を出します。


誰だって世界最大の船のほうが燃料タンクが大きいと思うのに、このような質


問をすれば、懸命なあなたなら即座にQE2とお答えになるでしょう。その通


りです。


フリーダム・オブ・ザ・シーズの燃料タンクは3,533立方メートルだそう


です。それに対してQE2の燃料タンクは4,381立方メートルです。なぜ


でしょうか?


それは船のスピードと航続距離で燃料消費が決まるからです。全く同じ船形の


場合、スピードが二倍になれば波の抵抗は四倍になると言われています。(高


速船は波の抵抗を減らすために血眼になっていますから実際はそうでもありま


せんが)


QE2はオーシャンライナーを売り物にして船形もスマートです。そして32


ノットで航行できます。それに対してフリーダム・オブ・ザ・シーズは22ノ


ットのスピードですから燃料の消費が少なくてすみます。またQE2は10日


間の航行が可能なように設計されていますので、トン数が半分以下であるにも


かかわらず燃料タンクはフリーダム・オブ・ザ・シーズより大きいのです。


燃料が高騰している昨今、フリーダム・オブ・ザ・シーズの燃料タンクを満タ


ンにすると3百万ドル(3億4千万円)もかかるそうです。今日は雑学をご披


露しました。



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メールマガジン0106号   2006/05/06日発行(月・水・金発行)


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□□ クルーズと感染症 □□


今回スタテンダムの香港?大阪クルーズに参加するために香港の港に向かいま


した。朝11:30からのアーリイ・チェックインが可能だと言うので早めに


到着しましたが、一向にチェックインの気配もありません。丁度降りてきた乗


客の話からウイルス性の感染症で病人が出て、全船大消毒をしているから、チ


ェックインは遅れるだろうと言うのです。


果たしてチェックインは大幅に遅れましたが、何の連絡もありません。いよい


よ乗船の時に、一枚の英文の紙が配布されました。胃腸系の病気が乗客と乗員


に発生しているというものです。そのため船としてはこのような対応を取るの


で言うことを聞くようにとの趣旨でした。


乗船してみるとかなり厳しい対策が取れられていました。まず至る所に消毒液


の入ったスタンドがたっています。そしてブッフェでは乗客が直接食べ物に手


を触れることができません。特に普通はセルフサービスのコーヒスタンドも手


袋をはめた係員から受け取ることになっています。


ジャグジーやサウナも停止、そして図書館の本も直接手に触れることができな


いのです。ダイニングやブッフェの机や椅子、エレベータのボタンなどおよそ


人の手に触れる箇所は夜中に徹底的に消毒してピカピカです。ウイルス性感染


症の潜伏期間は24時間なので新たな感染がなければ根絶するのですが、現実


は厳しく多くの感染者が出ました。


感染者に対する船の対応として「感染したと思われる時はクリニックまで来な


いで医師が客室まで出向く」「感染者は室内から出ないで食事は全てルームサ


ービス」「医師が回復したと判断してから24時間、さらに外に出ない」こと


を命じています。この命令に従わない場合は下船させるとの強い態度です。そ


してこのような処置にかかわる費用は全て無料です。


今回知り合った乗客で日本人やアメリカ人で感染症にかかった人が5人以上い


ました。激しい嘔吐と下痢を伴いますが、短期間で回復するようです。知り合


いになった親しいアメリカ女性は徹底的に手洗い、消毒を実施したのにかかっ


てしまったとぼやいていました。ショウの出演者やショウバンドの人も感染し


ています。


スタテンダムとしては最大限に情報を公開し、乗客にも隠さないように要求し、


打てる手は打ったと思いますが感染症を防ぐことはできませんでした。クルー


ズコンサルタントの私としては貴重な体験となりました。



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メールマガジン0103号   2006/05/04日発行(月・水・金発行)


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□□ ホーランド・アメリカ スタテンダム乗船記 □□


香港?大阪15日間のクルーズに参加しました。一言で印象を言えば「静かで、


落ち着いて、とても居心地の良いクルーズらしいクルーズ」でした。そしてそ


の原因を私なりに独断と偏見で総括すると「素晴らしい乗客が上質のクルーズ


の雰囲気を醸し出す」「そのような上質な客を集める仕組みが随所にある」こ


とだという結論になりました。


生花と装飾


「生花がある船は上質の船」であることは間違いありません。しかもそれが花


の国オランダらしくふんだんにあるのです。しかも絶えず新しい花と入れ替え


ています。また装飾品も船をテーマにした絵画や模型、それに伊万里や有田の


上質な陶器。このような道具立てが船全体に落ち着いた高級感を与えています。



このような落ち着いた大人の雰囲気ですので乗客は必然的に白人で年配の富裕


層となり、しかも熱烈なリピータが多いのが特徴だと感じました。


静かで落ち着いている


船内活動は色々と準備されています。全部に参加するのは不可能です。しかし


ながら船内がざわついていません。クルーズの最大の呼び物である歌と踊りの


プロダクション・ショウもボーカル4名、ダンサー6名、合計10名のせいか、


いささか迫力にかけます。その一方で寄港地情報の説明会は同じ内容を船内テ


レビで見ることができるにかかわらず、結構盛況です。


料理教室では活発に質問が出たり、クリスタルほどではありませんが軍人によ


る講演があったり、知的好奇心を満足させる工夫に頭を使っているようです。


食事


大型船で大量の乗客を相手にするクルーズとは明確に一線を画しているように


思います。大型船では定められた通りのサービスしか受けることができません


が、乗客の好みにに合わせた食事を提供しようという意欲は感じます。ブッフ


ェの朝食でも、玉子やベーグル、トーストなど目の前で調理したものをサービ


スすることが前提のライン構成です。


メインダイニングでもスモールポーションは確実に実行されますし、メニュー


も豊富で14日間、確実に日替わりでした。それでいて毎日同じメニューも品


数に限りはありますが選択可能です。またパサパサではありますが白米のオー


ダも可能です。


問題は食事に切れ目があり、一日中何かしら食べ物にありつけることにはなっ


ていません。ファースト・シーティングで午後5時45分に夕食を頂くと夜1


1時まで全く何もありつけません。一度に少ししか食べられない私としては大


きな問題でした。もちろん24時間ルームサービスは行っていますが、夜のこ


とですからほんの少し、お腹を満たせば良いわけで、ルームサービスまでは躊


躇します。


クルーズ船は5万トンクラスが快適?


スタテンダムに乗船し、しみじみ5万トンクラスがクルーズには最適なのでは


と思いました。日本船の2万トンクラスでは公共部分の選択肢がきわめてせま


く、シルバーシーなどのようなよほど高質なサービスがなければ飽きてしまい


ます。


一方乗客が2千人を超す大型船は特にエンターテイメントに力を入れており、


それはそれでエキサイティングですが、クルーズの三大要素である「設備・サ


ービス・乗客のつくりだす雰囲気」のうち「乗客のつくりだす独特の雰囲気」


は望むべくもありません。せっかく気のあった乗客もキャビン番号を聞かなけ


れば再会さえ難しいのです。


その点5万トンクラスであればスタテンダムも飛鳥2も船内での選択肢はあり


ながら乗客同士のふれあいも濃厚に展開できます。スタテンダムのように快適


な雰囲気での居心地の良さは乗客が寄与している割合が大きいと思います。そ


の意味で飛鳥2は高い人気を続けることが可能だと改めて思いました。


結論


ホーランド・アメリカの5?6万トンクラスは「クルーズの楽しみ方を知った


人」むきだと強く感じました。欧米の文化を理解し、それにとけこめる人には


実に快適です。クルーズ初心者には少しハードルが高いのではないでしょうか。


またRCIのボイジャー・オブ・ザ・シーズやダイヤモンド・プリンセスが楽しい


という人は、ホーランド・アメリカには失望するでしょう、


外国クルーズの良いところは実に豊富な選択肢があることです。自分の好みに


ぴったりのクルーズを見つけ出すことも楽しみのひとつでしょう。スタテンダ


ムの写真集も完成しました。400枚の写真でお楽しみください。


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