2007年6月アーカイブ



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外国船クルーズでの困った事件


世の中には困った人はかならずいます。クルーズには安全神話があるのに残念です。


船から忽然と消えて行方不明になって裁判沙汰を起こした乗客の家族もいます。つい最近、世界最大の船、フリーダム・オブ・ザ・シーズでの出来事です。真夜中の1:45にバルコニーから24歳の若者が海に飛び込みました。そして朝8時に行方不明になったことが判明し、船は若者が飛び込んだ地点まで戻り、沿岸警備隊と共同で探索を続けましたが、みつかっていません。


おかげでこのクルーズは丸一日遅れ、寄港地をスキップせざるをえませんでした。そのわずか2日後に、NCLの船で船の吹き抜け階段の手すりを22歳の若者が滑り降りて転落し、死亡しました。またバルコニーから飛び込む事件は過去何度も起こっています。今年に入ってもカーニバルで一名、プリンセスでも二名発生しています。


普通バルコニーから転落することは考えられません。可能性があるとすれば


●酔っぱらっているか大馬鹿者か


●大男であるか(そのような大男はいません)


●バルコニーのいすに上ってよろめくか


このような馬鹿げた行動で貴重な命をなくすばかりか、大きな迷惑を船や乗客に及ぼします。一般に欧米人は日本人のように公共の場では酔っぱらうことはありませんが、自分たちの部屋では相当酔っぱらって悪行をなす事例がいくつか公表されています。カーニバルやロイヤルカリビアンなどでうっかり親しくなって彼らの部屋へ行くことは厳につつしまないと大変なことになる可能性があります。特に女性は要注意です。過去に実際に被害を受けた女性がいます。公共の場では十分に船側の注意も行き届いていますが、キャビンの中までは監視が及びません。


またカーニバルではジャマイカでカーニバルのツアーに参加していた乗客がつい最近、武器を持った強盗に襲われました。幸い負傷者はでませんでしたが、金品を奪われています。自分たちだけの個人旅行中におそわれたのではなく、れっきとした船のアレンジするツアーで二人組の銃を持った強盗に襲われたことに戦慄しました。


安全神話のクルーズでも、快適さと楽しさに浮かれることなく、十二分な注意が必要です。だいたいカリブ海は危ない所なんだと心にインプットしておく必要があるようです。


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びいなす2007年世界一周クルーズの乗船者について


このたびびいなすは2009年世界一周の発売にあたり、2007年世界一周の乗客データを発表しました。それによれば


・平均年齢  :68.4歳 (男性 69.7歳、女性 67.2歳)


 ・年齢構成  :60代 40%、70代 38%、80代 9%、50代 9%、その他 4%


 ・男女比   :男性 46%、女性 54%


 ・住所分布  :東京都 23%、大阪府 12%、神奈川県 9%、埼玉県 8%、兵庫県 7%、


(上位10府県) 千葉県  7%、愛知県  4%、福岡県  4% 静岡県 3% 京都府 3% 


・初参加者  :47.9%


まず私たちの常識である乗客の平均年齢が70歳というのは、ほぼ正しいことがわかりました。年齢構成としてはやはり60歳代70歳代が全体の8割近くを占めています。国内クルーズでの世界一周の適齢期でしょうか?また短期クルーズでは女性が圧倒的に多いのに比較して、世界一周では男女比がほぼ同じであるのも興味深いものがあります。初参加者が全体の半分近いこともあってご夫婦で参加しているのでしょうか。


また初参加者が全体の50%もあると言うことは長年の働きに対するご褒美として定年退職者が多いのではとも推測されます。また意外であったのが、関西の参加者です。大阪が二位で兵庫が五位であることです。関西はもっと少ないと思っていました。それに対して東京・神奈川は意外に少ないなとも思いました。以上の私の推測は当たっているかどうかわかりませんが、このように数字を前にあれこれ考えるのは楽しいことです。


それにしても飛鳥2の登場で従来350万円、早期予約320万円からの横並び一線がくずれ、びいなすは250万円からを打ち出して、人気が沸騰しましたが、2009年度は290万円からと大幅な値上げで、いったん近づいた世界一周が再び遠ざかったのは本当に残念でなりません。せめてブログででも楽しみましょうか?


http://www.venus-cruise.co.jp/blog/  びいなす


http://www.asukacruise.co.jp/focus/photoessay.php? 飛鳥


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ついにクイーンエリザベス2が引退


悲しいニュースが飛び込んできました。クルーズといえば飛鳥とクイーンエリザベスしか知らないという人が多いほど知名度抜群のクイーンエリザベス2が来年引退し、1億ドルでUAEに売却され、ドバイ沖で開発の進む「パーム・ジュメイラ」で洋上ホテルとして余生を送ることに決定しました。


クイーンエリザベス2は1969年建造ですから38歳になります。そして今年の暮れにクイーン・ビクトリアが誕生し、キュナードはクイーンメリー2と三隻体制になるので、クイーンエリザベス2の引退は時間の問題だと思っていました。それが格式と伝統を誇るイギリスからアラブの国へとは正直驚きました。


クイーンエリザベス2ほどの知名度があれば、例えば日本の船会社が買い取って二度目のお勤めも出来たでしょうに。1億ドル(120億円)ならそう高い買い物でもないと思うのですが、残念です。クイーンエリザベス2は今年、「最後の世界一周」で日本に寄港しましたが、今後引退までにもう一度日本へ寄港する予定があります。これこそ本当の「最後の日本寄港」です。さぞかし大勢の人が押しかけることでしょう。


クイーンエリザベス2の引退で階級性の大きな船(キャビンのグレードで待遇が違う)はクイーンメリー2とクイーンビクトリアとなりましたが、この二隻は一般のキャビンが占める比率がクイーンエリザベスより大幅に増加します。すなわち階級性の度合いが低くなることを意味します。時代の流れとはいえ、クルーズの世界での階級制度はほぼなくなったと考えてよいのでしょうか。


タイタニックの階級性の世界は、完全に航空機に移ったといえるでしょう。航空機のファースト、ビジネス、エコノミーの区別はまさにタイタニックそのものですから。


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大型船の巨大な胃袋


クルーズにとって食事と飲み物はとても大切な要素です。2000人の乗客を収容する平均的な外国船の胃袋を見てみましょう。年平均のコーヒ消費量は2万7千キログラム(27トン)、紅茶10万バッグ、150万個の玉子、2万キログラム(20トン)のスモークサーモン、20万キロ(270トン)のじゃが芋などです。


さらに飲み物に至っては一日あたり、ワインにシャンペンが千本、ビール2千6百本、ソフトドリンク3千本ですから私からみれば皆さん大酒飲みです。この収入が船の重要な収益源になっていることがわかります。これだけの物量の飲食物を購入するわけですから、産業界に対する貢献も大きなものがあります。


さきほど開かれたハンブルグでの「シートレードメッセ ヨーロッパ」ではいつになくホテル、ケータリングならびに食料品の業者の参加が多かったそうです。新しい分野への進出を虎視眈々と狙っているようです。また出展側の変り種としてフラシュ技術の専門家が食品の準備から廃却までの設備の展示を行ったり、衛生学の権威が食品衛生にかかわるプレゼンテーションをしたり、かなり盛会であったようです。


2010年までにヨーロッパで30以上の新造船が建造されます。繁忙を極める造船界のほかにキャビンやレストランやバーならびにギャレーなど内装を担当する業者にとっても大きな事業機会です。日本の造船所がクルーズ建造に腰を引いているのも、その膨大な物量に対応できる内装業者がいないことも理由のひとつです。


またクルーズシップの改造にも多額の投資がなされています。2005年には総投資額31億ユーロ(約5兆円)だったものが2009年には44億ユーロ(約7兆円)に達する計画です。現在船齢8?10年のクルーズ船は170にも達しています。最近の改装は単に内装のリニューアルにとどまらず、最新の設備においつこうと大規模な改造が計画されています。それだけに投資金額も大きくなります。


このように世界のクルーズ需要の拡大により、世界で唯一クルーズ船を建造できる欧州はその恩恵をふんだんに受けています。日本のクルーズ業界はこのままではますます世界の潮流から取り残されるのではないかと心配です。


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日本のクルーズ事情


国交省からやっと2006年のクルーズに関する統計が発表されました。例年3月頃に発表されるのですが、雑誌クルーズのHPによれば、今年は某旅行社と某船会社のアンケート提出が遅れたのが原因だそうです。クルーズ振興に逆行するこのような非協力な態度はいかがなものかと思います。


さて2005年度は156,200人と低迷していたのが、2006年度には176,700人と回復しています。しかしこの中にはフェリー6,500人に海外クルーズでは陸上旅行に組み込まれたシリヤラインの一泊クルーズが25,000人含まれていますので、実質日本のクルーズ人口は15万人程度というのが妥当ではないでしょうか。雑誌クルーズの某常務も同じ意見です。


さて内訳を見てみましょう。


海外クルーズは85,200人と前年度の77,900人に比較して10%弱の増加です。この中で日本船2万人とさきに述べたシリヤライン2万5千人を除くと海外船利用者は4万人程度となります。この数値は2005年度とほぼ同じです。その行き先はアジアが18,400人(22%)と多く、地中海は9,100人(11%)、カリブ海は6,200人(7%)、北米・アラスカ・メキシコが5,500人(6.5%)です。そして世界一周が4,200人でそのうち、日本船が1、300人であるのに、外国船での世界一周が2,900人であることには大変驚きました。


一方国クルーズですが91,000人と2005年78,300人に比較して16%もの増加を示しています。91,000人のうちレジャー目的が66,000人で残り25,000人はインセンティブの格安旅行や、団体旅行であり、しかもその数値が2004年に比較すれば70%近くも増加しています。飛鳥2効果で乗客数の減少した、びいなす、にっぽん丸が安値攻勢で乗客の埋め合わせに躍起になったのが原因でしょうか?クルーズの将来を占う上で気になることではあります。


また相変わらず短期クルーズが多く、一泊二日が40、二泊から三泊が30%とこれだけで70%を占めています。7泊以上はわずか5%です。日本人がいかに忙しく、短期クルーズに人気があるかがわかります。


以上のべましたように、政府業界が一体となってクルーズを増やそうとしてくれていますが、日本はまだまだクルーズの大後進国であることを痛感しました。外国のクルーズ会社が日本市場には目もくれない理由が良く理解できました。


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日本船の会員には是非入会しましょう


飛鳥2、にっぽん丸、びいなすに乗船すると、クラブ会員になれます。色々な特典とクルーズの割引がありますので、是非参加しましょう。3船に共通するのはクルーズに一回でも乗船することが入会資格であることです。各社のHPから紹介します。


にっぽん丸 ドルフィンズ・クラブ


●あなたのお名前が入った会員カードをお作り致します。


●にっぽん丸クルーズの情報を満載した会員誌「海」を定期的にご送付致します。


●ドルフィンズクラブ会員様限定のドルフィンズクラブ主催パーティーにご出席いただけます。


●ご乗船の泊数に応じてポイントが積算され、クルーズ代金の割引としてご使用することができる、お得なサービスが受けられます。


飛鳥2 アスカクラブ


●「アスカクラブ」が主催する各種パーティー、懇親会、セミナーなどへのご案内を差し上げます。


●「飛鳥」での特定クルーズ期間中、「アスカクラブ」メンバー限定の洋上パーティーにご招待いたします。(現在はロングクルーズだけになっております)


●クラブのニュースや情報を満載したクラブ誌「飛鳥」をお手元にお届けします。なおクラブ誌「飛鳥」送付につきましては、一世帯につき1部、最終乗船日より3年間とさせて頂きます。


●乗船されたクルーズの日数に応じてメンバーのみの優待割引券が発行されます。


びいなす びいなす倶楽部


●会員誌「ふれんどしっぷ」と最新クルーズ情報をお届けいたします。


●乗船クルーズに応じた優待券・割引券を進呈いたします。


※ 'びいなすクルーズご優待券'を下船後お届けいたします。次回のクルーズお申込み時にご利用ください。


1泊2日のクルーズでは、3,000円割引の優待券


2泊3日のクルーズでは、5,000円割引の優待券


3泊4日以上6泊7日までのクルーズでは、15,000円割引の優待券


7泊8日以上のクルーズでは、25,000円割引の優待券


※ 乗船泊数をためると割引券を進呈いたします。


 100泊 20万円割引券


●会員対象のイベント・パーティーをご案内いたします。


会員の最大の特典は割引制度です。割引金額は各船とも似たり寄ったりです。それから各クラブとも会報と同時にクルーズのチラシを沢山送ってきます。チラシのあるクルーズは空席があると考えて良いでしょう。クルーズプランを練る上で大変参考になります。飛鳥2は過去一年、あれほど来ていたチラシがほとんどありませんでした。発売、即、完売の何よりの証拠でした。2007年下期はそれほどでもないようですので、これからはチラシも来るのではと予想しています。


さて人気のクルーズは早く満杯になります。作戦を練って早めに予約するのが得策です。


にっぽん丸


http://inox-tabi.com/cruise/sch/nippon.htm


びいなす


http://inox-tabi.com/cruise/sch/venus.htm


飛鳥2


http://inox-tabi.com/cruise/sch/asuka2007.html


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英国のクルーズ人口急増


日本のクルーズ人口の伸び悩み(クルーズ人口15万人)とは裏腹に、世界第二位のクルーズ人口を誇る英国のクルーズ業界は活況を呈しているようです。英国のクルーズ人口は2005年度107万人だったのが2006年には120万人と12%増加しています。この十年で英国のクルーズ人口は倍増しました。羨ましいですね。


とくに長いクルーズが前年比19%と大幅に伸びています。クルーズを愛好する理由のトップは何と言っても食事の豪華さです。(35%)ついで行程が27%になっています。さらに設備の豪華さやお値段やショウも大切な要素だとアンケートは答えています。


私が常々強調するクルーズの三大要素(設備の豪華さ、食事やショウなどサービス、乗客の織り成す雰囲気)のうち乗客の織り成す雰囲気がありません。恐らく英国では多様な選択肢があり、それぞれお気に入りの船を選ぶから、乗客の織り成す雰囲気を、ことさらに取り上げることもないのでしょうか。


英国の旅行人口はピークで2060万人であったものが2006年には1900万人と減少しています。その中でクルーズは120万人を占め、しかも年々伸びています。日本の場合は国内旅行1億数千万人、海外旅行1700万人に比較してクルーズはわずか15万人ですから大きな違いです。


また英国の港から乗船するのは45万人で、これはカーニバルやロイヤルカリビアン、MSC、プリンセスやNCLなどの外国船が英国拠点としていることもあります。一方フライ&クルーズで外国に出かけてクルーズに乗船する英国人は75万人にのぼります。日本の場合は日本での乗船10万人、フライ&クルーズは5万人です。


そして人気の一位は地中海で38%第二位がカリブ海で17%を占めます。クイーンエリザベスの母国英国であるにもかかわらず、超豪華船を選ぶ人はわずかに2万人で意外に英国人は質素なことがわかります。またクルーズの平均単価は1,314ポンド、日本円に換算すると30万円ほどになります。


クルーズ人口1000万人のアメリカは別として、世界第二位の英国ですら10年前にはクルーズ人口60万人程度だったのですから、日本もそれほど差がありませんでした。(スタークルーズが日本にいた頃は22万人でした)やはり英国と同じく外国船が日本発着とならなければ競争もないし、クルーズ人口は増えませんね。


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