2007年7月アーカイブ



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クルーズでレジオネラ菌に感染


クルーズでの病気といえばノロウイルスによる感染が広く知られていますが、このほど Olsen Cruise のバルト海クルーズでレジオネラ菌による感染者が出た模様です。レジオネラ菌による発症は水が原因であることが多く、日本では24時間循環風呂などで、衛生管理が悪いと発症することがあります。現在患者はストックホルムの病院に搬送され検査中です。


17泊のバルト海クルーズはすでに5つの港に寄航してストックホルムまで来ましたが、この病気の発症により、残りの寄航をとりやめ、ただちに英国のドーバーに帰港する予定です。Olsen Cruise では「現在感染症の原因が何であるかの特定とストックホルム以前に寄航したどの港で感染したのか、詳細を調査中」とのコメントを出しています。そして船はストックホルムを出航しますが、患者は当分の間、ストックホルムの病院に滞在します。このクルーズは日程を2日間短縮したために、ドーバに帰港したあと2日間かけて徹底的に消毒をする予定です。


レジオネラ症は1976年のアメリカ在郷軍人の大会で大量発生し、肺炎に似た症状のため、在郷軍人病とも呼ばれています。水が感染源で抗生物質で治療しますが、通常の肺炎で使用する抗生物質は効果がなく、特別の抗生物質が必要です。


レジオネラ菌による発症は今回が初めてではありません。10年以上も前に、セレブリティの船で発生したことがあります。その時はスパのフィルタが悪いと断定され、メーカとの裁判沙汰になり、このほどセレブリティは莫大な補償金を手にしました。また日本でもびいなすの2002年末「台湾周遊ニューイヤークルーズ」参加した乗船客2人が、レジオネラ菌感染症患者であることが分かり大騒ぎとなりました。感染源は船内大浴場の浴槽水と特定されています。基準値の1500倍ものレジオネラ菌が発見されました。


びいなすはニューイヤークルーズの最終日にレジオネラ菌が原因であることが判明したにもかかわらず、その後4回もクルーズを実施する失態を繰り返し、結局「アジアクルーズ」(約一ヶ月)を中止するという大きな犠牲を払いました。また乗客による訴訟もあり、その後の信用回復に大変苦労しました。業界横並びの世界ですから、この事件を他のクルーズ船も大いに勉強したことでしょう。ですから現在は安全だと信じていますが・・・


レジオネラ菌の感染は水回りの衛生管理をしっかりとしておけば発生しません。それだけに、「高級が売りもの」のクルーズでの発症は欧州とはいえ、残念でなりません。日本のクルーズ船もこの事件を真剣にとらえ、改めて念には念を入れて、水管理をもう一度見直して欲しいものです。日本船の最大の特徴である展望浴場を多くの人が楽しむだけになおさらです。


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サン・プリンセス アラスカで水上飛行機事故


サン・プリンセスのアラスカクルーズで、ケチカンでの船主催のツアーで痛ましい事故が発生しました。ケチカンでは水上飛行機が空のツアーに数多く活躍しています。


http://inox-tabi.com/cruise/alaska/hp/ket/k038.htm


ところがその観光用水上飛行機がケチカンから飛び立ち、山岳部で衝突したらしく、水上飛行機のパイロットからの緊急シグナルを受けた救助用ヘリコプターは険しい山岳部に点在する機体を発見しました。パイロットを含む5名全員が死亡し、生存者はいませんでした。


サン・プリンセスでは直ちに全てのツアーを取りやめ、救助活動に全力をあげました。そして2時間遅れでクルーズを続行し、後のことはプリンセスの陸上ツアーチームに引き継がれました。どの程度船側が救助活動やその後の補償に対応するかはわかりませんが、これが船主催のツアーでなければ、船側は関与してくれません。その意味でも、少し金額が高くても、一貫責任のある船主催のツアーに参加しないといけないですね。


また命の値段ですが、日本の総代理店を経由した場合と、アメリカで直接購入した場合では補償金額に差が出ることがあります。もちろん日本の総代理店経由のほうが命の値段は高いそうです。このような非常時には旅行社の実力がためされます。クルーズのバラ買いはあくまで個人の自己責任ですが、旅行社企画のツアーの場合、添乗員と旅行社の力の差によって対応は大きくかわります。


結構高額な保険に加入している人も多いと思いますが、海外クルーズでクルーズだけのバラ買いの人は、全て自己責任ですから、ネットで縦横に安いクルーズを探し、まさかの時は、ご自身で対応すれば良いでしょう。しかし旅行社企画のツアーの場合、大手であることに安心してはいけません。添乗員の質とか旅行社の顧客対応の実態を良く知って参加することが何より大切です。値段だけで判断すると、何かあった時、ホゾを噛むことになります。十分に注意しましょう。


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カーニバルの「ファンシップ・アイランド」はおもしろい


カーニバルは最近ウエブに力を入れています。このほど「ファンシップ・アイランド」というサイトを立ち上げました。


http://www.funshipisland.com/#deck


最初の画面で、水着が二つ出てきますが、これは男女を選ぶためのものです。どちらかをクリックすると「名前を入れる」画面が出てきます。名前を入れても良いし、入れないでスキップすることもできます。最初にイントロがあって、それから画面の上や下にある絵を選択して船中の見たいところへ自由に行くことができます。たとえば船室案内ではマウスで360度見ることができますし、「Playful」の画像でカラオケを選ぶと、アメリカ人が臆面もなく調子はずれの歌を歌っているのには腹をかかえて笑いました。


映像はフラッシュ・ベースなので軽やかで、一方的な情報伝達でなくて双方向であるのがうれしいです。このような試みは他の船でもしています。たとえばロイヤルカリビアンの世界最大の船、リバティ・オブ・ザ・シーズのホームページでは「リバティ・オブ・ザ・シーズ オン デマンド」と称して複数のビデオを選ぶことにより、船内ツアーを楽しむことができます。


http://www.libertyoftheseasondemand.com/


またコスタの新造船であるコスタ・セレーナの命名式の様子がビデオにして閲覧できたり、色々工夫をこれしていますがやはりカーニバルの「ファンシップ・アイランド」はフラッシュの特徴を良く生かした素晴らしいできばえで、一歩先んじている感じがします。本来はロイヤルカリビアンの方が楽しいと思いますが、両者をウエブ上で比較するとカーニバルの方がより楽しさが伝わってきます。


さらにカーニバルではブログを充実させています。クルーのブログやクルーズ・ディレクターのブログなどをそろえ、乗客との双方向のやりとりを楽しんでいます。日本の船はまだまだ年配者向けで、せいぜい世界一周のブログと言うか、世界一周をリアルタイムで伝えるホームページが精一杯でまだまだ工夫の余地があると思います。「今後はフラッシュを勉強しなければならないのかなあ??」などとつい思ってしまいました。


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外国船で困った時の対処法 その2


これからは外国船のクルーズを単独に購入し、マイレージなどを利用してクルーズライフを楽しむ人が増えてくると思います。そこで困った場合の対処法について述べてみたいと思います。今回は前回に続くその2です。


●食事制限のある場合(塩分控えめ、ベジタリアンなど)


クルーズを予約する時に特別食であることを申し出て下さい。ベジタリアンとか塩分控えめなどはほとんどの船で対応してくれます。事前に申し出ていなくても、塩分控えめなどは食事の時に申し出れば、対応してもらった経験もあります。しかし予約時点で申し出るのが肝要です。また最近では多くの船が低カロリーのロウファット食をメニューに加えていることもありますのでメニューを注意深く読みましょう。


●人気の有料レストランの予約が取れない


これは船によって対応はまちまちです。人気が高く予約がとれないレストランではクルーズ中一回だけ利用と取り決めている船もあります。もっともスイートなどの高級なキャビンのお客様はそのかぎりでなかったりしますが。さらに人気のレストランは料金を上げることで対応しているケースもあります。たとえばクイーン・メリー2などは一人あたり30ドルがチャージされます。またどうしてもと言う場合にはメイトルデイ(給仕長)を足繁く訪れ、キャンセルの有無を確認することです。


●陸上ツアーが売り切れていた


何と言っても「早い者勝ち」です。ですから乗船したらすぐ、フロントデスクの近くにツアーデスクがありますから、いち早く申し込むことです。そして残念ながら売り切れていたなら「ウエイティング・リスト」に入れてもらいましょう。最近の船ではオンラインによる機械での受付をしています。この場合満員なら、似通ったツアーを提案してくれます。また船外に出れば、いろんなツアーが船より安く手に入ることが多くあります。しかし船で申し込んだツアーの場合、何か問題があって遅れそうな時でも素早く船と連絡をとり、善処してくれますが、船外でのツアーはあくまでも自己責任ですからあまりお勧めできません。


●ツアーに不都合があった


ツアーに何らかの問題があった場合はツアー終了後直ちにツアーデスクに「不都合の内容」を正確に訴えましょう。同じツアー客で同じ不愉快な思いをした人が多ければ多いほど、不都合を訴える力が増します。そしてその結果ツアー代金の全部もしくは一部が払い戻しになる場合があります、アメリカ人はこの点きわめて明確な行動をとりますから、英語の苦手な人は、クレームするアメリカ人にくっついておきましょう。


●ウエイターやバーテンダーの態度が悪い


直ちにメイトルディやフロントデスク、あるいはホテルディレクターに苦情を申し出ましょう。それでもだめなら手紙で通告することです。大部分の船は乗客の苦情に神経質になっていますので、必ず解決していくれるはずです。


●テレビやエアコンなどが動かない


直ちにルームスチュワードかフロントデスクに連絡しましょう。どうしても直らない場合はキャビンを変えてくれます。またキャビンが満杯の場合は、オンボードクレジットや将来のクルーズ代金の割引などのギフトが与えられることがあります。とにかく泣き寝入りしないで解決するまで要求し続けましょう。


以上述べたように外国船の場合「沈黙は満足」を意味します。かげでブツブツ言っていても解決しません。まず主張することです。


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外国船で困った時の対処法 その1


これからは外国船のクルーズを単独に購入し、マイレージなどを利用してクルーズライフを楽しむ人が増えてくると思います。そこで困った場合の対処法について述べてみたいと思います。


●前泊は必須


旅行社の企画するパーケージクルーズと異なり、単独行動する場合は全て自己責任です。もしクルーズの出発時間に間に合わなかったら、船は出航します。その場合次の寄港地までどのようにしてたどり着くかは全て自分でしなければなりません。このようなトラブルを避けるためにも、前泊は必須です。もし前泊が無理なら、その飛行機が飛ばなくても、同じ航空会社で次の便でも間に合うような十分に余裕を持ったスケジュールにしましょう。その国のクルーズ利用者が多く搭乗する航空機が遅れた場合、その影響は大きいので船側も待ってくれることもありますが、日本からの参加の場合はそのようなことは期待できません。くれぐれも余裕のあるスケジュールを組みましょう。


●乗船しても荷物が届かない


外国船は大型ですから乗客の数も何千人という単位です。ですから乗船して2?3時間は届くのを我慢して待ちましょう。しかしこの時間を過ぎても荷物が届かない場合はパーサやフロントに申し出て下さい。ただ乗船前に正しい荷物受付場所で荷物を渡すこととバゲージタグに正しく記入することが前提です。この二つをキチンと守れば、あとは船側の責任となります。船側は届かない荷物の探索を始めます。そして荷物が港に船側のミスで置き去りになっていたら、直ちに次の寄港地に届くように手配してくれます。その間オンボードクレジットが与えられ、当座に必要なものを売店で無料で購入することができます。


●ツインベッドで依頼したのにダブルベッドになっている


これは簡単です。多くの船ではダブルベッドは単に二つのベッドの間隔をゼロにしているだけですから、ルームスチュワードを呼び、ベッドのアレンジを変えてもらえばすむことです。このような間違いは私自身も経験しています。


●夕食を遅い時間帯を頼んだのに早い時間帯になっている


原則として予約時点で「早い者勝ち」のルールが適用されています。ですから遅く予約した場合、このようなことがあります。また間違いもあります。そこで皆さんの夕食の時間帯を乗船後直ちに確認して下さい。大部分の船は乗船当日、レストランでメイトルデイがこのような時間帯の調整を行っています。まずフロントへ行き、用件を伝え、どこに行けば調整してくれるか聞いて下さい。そしてその場所で交渉しましょう。私の経験では二人席をお願いしたところ、快諾してくれましたが、無理だったと見え、不自然な場所に二人席がセットされていました。


●夕食で気に入らない客と同席してテーブルを変えたい場合


メートルデイにお願いすれば多くの場合席を変えてくれます。しかしここで大切なことはいやな相手を含めて相席の皆さんにテーブルを変えることと、その理由を告げることです。もっとも無難な理由は「船の中でお友達ができて、是非一緒に夕食をしたいと強いリクエストを受けたもので」など皆さんが気を悪くしない理由を考えましょう。これは最低限の礼儀ですから必ず実行して下さい。


ほかにもたくさんありますが、それは次回に。


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セレブリティ ミレニアム プロペラ事故で混乱


12泊の地中海クルーズに出発してまもなく、最初の寄港地ビルフラッシュでプロペラが海底の岩にぶつかり、プロペラを損傷しました。その結果10ノットしか速度が出ず、次の寄港地 Livornoを飛ばしてローマのチキタベキアへ直行しました。しかしその後のスケジュールについて不確かな情報が乱れ飛び、乗客は確実な情報を得られず随分イライラした模様です。


このような突発事故の場合、その対応について船長の素早い決断と乗客への素早い情報伝達が何より重要ですが、今回はこの点で十分ではなく、多くの乗客の不満をあびました。ことの経過を説明しましょう。


すでに述べましたようにビルフラッシュでプロペラを損傷し、次の寄港地 Livornoを飛ばしてローマのチキタベキアで修理をすることにしました。16人のダイバーを緊急招集し、修理にあたるべきところ肝心のプロペラ部品が間違った空港に配送され、修理の着手が遅れました。そして修理に関する情報が入り乱れて混乱しました。またこの時点で明確な方針を乗客に伝達できずに乗客に不満がつのったと言います。


多くの乗客は一生に一度的な期待を込めて地中海クルーズに参加しており、今後どのような展開になるのかヤキモキしています。一方で予期せぬローマ滞在が長引き、船側はチキタベキアからローマやフローレンスまで無料バスを提供しました。しかしフローレンスまでは往復で5時間もかかり、あまり楽しめなかったようです。


この時点でクルーズ代金の50%払い戻しとオンボードクレジットをキャビンにより 500ドルから1000ドルまで与えられることが知らされました。これはその後変わることになりましたが・・・さらに船側は様々な無料バスを繰り出しました。中にはポンペイやソレントへのツアーもありましたが、往復だけに9時間もかかるもので、クルーズでの寄航とは大違いですが、船側の努力は大変なものでした。


チキタベキアでの修理に手間取り、この時点ではナポリ、サントリーニ、アテネへの寄航は中止となりましたが、クルーズ自体は続行する意志が示されました。しかしその後、修理が進まずクルーズは結局キャンセルになりました。このようにクルーズ日程に関する情報は二転三転したのです。一番の関心事が二転三転するようでは乗客の不満が高まるのは当然です。このような、場合もっとも悲観的な情報を流すのが常道です。そしてそれより好転すれば乗客はホッとします。ここのところを船側は間違いました。


結局乗客はチキタベキアからローマ経由で直ちに帰国するか、チキタベキアに当分滞在し、当初の予定通りベニスから帰国するかの選択を与えられました。ベニス組は帰国まで時間がありますので、その間船をホテルにすることが可能になりました。当然クルーズ代金は100%払い戻しされます。


さらに今後のセレブリティの全てのクルーズに対して50%の価格で乗船できる特典を加えました。そして多くの乗客がチキタベキアから帰国の途についた後で、50%を100%(すなわち無料)で今後のクルーズに乗船できる特典に切り替わりました。この情報は旅行社を通じて乗客に知らされることになりますが、せっかくの英断も帰国前にすべきであったと思います。


このようにトラブルが発生すると、船側と乗客側に多大の苦痛と損害を与えます。私のような船に興味のある人間は「シメタ」と思いますが、一生に一度の地中海めぐりを楽しみにしていた乗客の落胆ぶりも理解できます。日本からの参加なら航空運賃も馬鹿になりません。また今回は初期段階での修復スケジュールが二転三転したことで、乗客に多大の迷惑をかけました。危機管理としては問題を残したと思います。船側としては初期段階で思い切ってキャンセルにすべきだったと、後になってしみじみ思ったことでしょう。


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またも船から海中へジャンプ 一人生存 一人死亡


最近カーニバルの二つの船で飛び込み事件が発生しました。一人は生存し、一人は死亡しました。カーニバルリバティから28歳の男性が船から海中へ飛び込みました。沿岸警備隊によればあきらかに酔っぱらっていたとのことです。乗組員が見つけてライフジャケットと浮き輪を投げ込み、おかげで沿岸警備隊の救助されました。


もう一人は18歳の青年で、早朝7:30に海に飛び込みました。30分後に乗組員により救助されましたが、死亡しました。このような事故はカーニバルだけではありません。最近ロイヤルカリビアンの世界最大フリーダム・オブ・ザ・シーズで一名が飛び込み未だに行方不明です。グランド・プリンセスで男と女が飛び込んでいますが救助されました。さらにカーニバル・グローリでも飛び込み事件があり救助されています。


このような愚行は今に始まったことではありません。2005年には9名、2006年には13名、今年はまだ半分しか経過していませんが7名が飛び込んでいます。このように飛び込み事件は年々増大しつつありますが、アルコールによる泥酔で我を失って行動するケースが増大しているとのことです。


この愚行による沿岸警備隊などの捜索費、クルーズラインの被害は甚大なものがありますが、現在のところ、これらの愚か者が罰せられたケースはほとんどありません。しかし今後は費用保証などで厳しく罰せられることになるでしょう。


今年の事例をとっても、若い人とロイヤルカリビアン、カーニバル、プリンセスと言った大衆船で事故が発生しています。これらの船にはこのような程度の低い乗客が乗船していると考えなければなりません。実際に飛び込み事件を引き起こす愚か者の背景に、その何倍、何十倍もの愚か者が控えていると考える必要があります。私たちはクルーズの安全神話と旅先での気安さ、開放感から無防備になりがちです。


最近でこそ日本の安全と安心が損なわれつつある日本ですが、日本と同じ感覚で外国を旅行するのはきわめて危険です。しかしクルーズは別だと私も思っていましたが、これほど愚行が増えてくると陸上旅行と変わらない用心が必要と痛感しています。いくら親しくなったとはいえ、くれぐれも、その人の部屋に行くことはやめましょう。


欧米人は公共の場での泥酔は恥だと思っていて、日本人とことなって公共の場で泥酔者を見ることはほとんどありませんが、いったん部屋に入れば、泥酔が待っています。ここのところを十分に認識して下さい。公共の場と個人の場で人間が豹変するのです。



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ハリーポッターがP&Oでクルージング?


みなさんご存じかどうか知りませんが、ハリーポッターの最新刊が7月20日に発売になります。ハリーポッターの生まれ故郷のイギリスのサザンプトンを20日に出発するP&O社のオーロラとオリアナで粋な計らいを計画しています。


7月20日にオーロラは16泊のベネチアン・マジッククルーズ、オリアナは14泊のクルーズで英国の母港サザンプトンから出発します。もしハリーポッターファンが乗船していたならば、購入はクルーズが終了するまで待たなければなりません。そこで特別にハリーポッターの最新刊を発売直前の20日に船に積み込み、陸上と同じく20日深夜にポッターファンは最新刊を 28.87ドルで入手できるように配慮しました。


そればかりではありません。船内新聞も名前をハリーポッターにちなんで "Daily Prophet."(今日の予言とでも訳すのでしょうか)と名前を変えます。そして深夜零時に「ムーンライト進水」と称してハリーポッターにちなんだ楽しいイベントを計画しています。また過去のハリーポッターに登場するお菓子も提供されるようです。当日はハリーポッター一色で埋め尽くされさぞかしファンにとっては楽しい夜となることでしょう。


私自身はハリーポッターとは無縁の存在ですので、船内イベントがハリーポッターと具体的にどのような楽しい結びつきがあるのか理解できないのが残念です。しかしイギリスならではの粋な企画だと思いました。日本でもこのような息の長い人気のある書籍が出現すればおもしろいと思います。


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ロイヤルカリビアンがカリブ海の観光地バハマを見捨てる?


ボイジャー、エクスプローラ、ナビゲーター・オブ・ザ・シーズというロイヤルカリビアンの看板でもあるボイジャークラスの大型船三隻が、バハマへのさよならクルーズを実施しました。口さがないクルーズファンの間で「ロイヤルカリビアンはバハマを見捨てるのか」との噂が立っているそうです。もちろんロイヤルカリビアンがバハマを見捨てるのはずがありません。


ボイジャークラスより小ぶりなマジェスティならびにソブリン・オブ・ザ・シーズが新たにバハマクルーズに投入されることはすでに発表されています。しかしボイジャークラスの世界でも最先端で人気のある船の撤退はクルーズファンやバハマ当局にに少なからぬ衝撃を与えています。


また世界最大のフリーダムやリバティ・オブ・ザ・シーズはバハマには寄航していませんが、その理由は港湾施設がこのような巨大船を受け入れるには十分ではないのが真相です。ロイヤルカリビアンは2004年にバハマ観光当局に船の巨大化の計画を知らせ、港湾設備の改善を要求しましたがバハナ当局は今日にいたるまで、何の手だても打ってきませんでした。


バハマ当局は巨大船の入港が可能なように港湾設備の改善を表明はしていますが、間に合わなかったようです。カーニバル、ホーランドアメリカ、コスタ、セレブリティ、デズニーは今のところ変更は無いようです。


私自身はロイヤルカリビアンのような大型化には反対です。上下船に時間はかかるし、クルーズの魅力である、船内での乗客同士のふれあいが希薄になるのが困るのです。クルーズ船として快適なのは5万トンクラスだと思うのですが、だんだんとこのクラスの船が少なくなってゆくのがとても残念です。


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