2007年12月アーカイブ



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にっぽん丸クルスマスクルーズ


びいなすのワンナイト・クリスマスクルーズの写真集が食事を除いて完成しました。


http://inox-tabi.com/cruise/venus/vxmas2007/index.html


さてクリスマス三船乗り比べも最後となる「にっぽん丸クリスマス」に乗船してきました。日本人クルーと乗客との距離はびいなすに負けないくらい近さを感じました。飛鳥2では少し乗客と日本人クルーとの間に距離があると感じるのは気のせいでしょうか?


乗船する時にクルーから「お帰りなさいませ」の一言を聞くか聞かないかで、随分と印象が違いますが、びいなすやにっぽん丸でのこの一言は心が和みますね。それからやはり「食のにっぽん丸」を感じました。クリスマス・ディナーでは各船ともに頑張っていますが、朝・昼・夕の総合勝負ではやはりにっぽん丸に軍配があがるのではないでしょうか。


三船乗り比べについてはまた改めて報告したいと思います。今回のにっぽん丸は熱海初寄港という意外なものでした。熱海市民の関心は相当強かったようです。大勢の人が船内見学に参加していました。同時に熱海の港湾設備がこんなに貧弱であることも私にとっては驚きでした。岸壁以外に何も無いのですから。しかしながら熱海の関係者のにっぽん丸を迎えるための色々な努力は大変なもののようでした。


そして海から見る花火はまた格別でした。にっぽん丸ならびに熱海関係者の皆様による「素晴らしいクリスマスを演出する努力」に感謝したいと思います。


私は28日からびいなすの「台湾・南西諸島」クルーズに出かけます。本号が今年最後の報告になるかも知れません。この一年皆様の大きな支えにより、「藤原雄一郎のクルーズワールド」は大きく成長しました。業界の皆様も結構見て頂いているようです。また先年10月に始めた掲示板は、とても活発で素晴らしい展開になっています。


来年はクルーズファンの皆様と業界を公正な第三者の立場でつなぎ、日本のクルーズの発展に微力を尽くしたいと思います。今年一年ありがとうございました。来年もまたよろしくお願いします。


藤原雄一郎のクルーズワールド


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びいなすのクリスマス・クルーズ


飛鳥のクリスマス・クルーズの写真集が完成しました。見て下さい。


http://inox-tabi.com/cruise/asuka2/xmas2007/index.html


飛鳥のクリスマス・クルーズの余韻がさめやらない間のびいなすクリスマス・クルーズの乗船です。飛鳥のあの圧倒的な設備の豪華さと選択肢の多さにどのように対抗できるのか若干心配しましたが、杞憂でした。「たのしいクリスマス・クルーズ」「びいなす船長以下の皆さんのおもてなしの心」をいやというほど感じて、とても楽しいクリスマスを過ごすことが出来ました。


まず受付からおもてなしは始まります。大勢の皆さんが待っている待合室に、サンタの服装をしたハンガリー出身のトリオが登場し、クリスマスソングを奏でます。やがて由良船長が受付の場所に顔をだし、女性陣を中心に、挨拶の嵐です。中には船長にだきつく人すらいます。船長も大変です。


そして受付が終わり、船長の出迎えの前を通り、一歩船内に足を踏み入れると、光り輝くクリスマスツリーのイルミネーションに聖歌隊のクリスマスソングのお出迎えです。一度にクリスマス気分に突入しました。「7階でコーヒーを」と昇ってゆくと、金髪の女性がすかさず私の顔を見て「おかえりなさいませ」の挨拶。見れば前回のクルーズで歩行困難な92歳の母の肩に手をやり「おばあちゃん、おやすみなさい」と言ってくれた女性です。とても嬉しかったのは言うまでもありません。今回は母はいないのですが・・・


クリスマス・ショウも8階に特設舞台まで設置して、びいなすにしては珍しい歌と踊りのショウです。写真もフラッシュさえたかなければOKです。このほうがよほどびいなすのPRになって良いのにと思います。飛鳥やにっぽん丸も撮影禁止を見直して欲しいものです。


今回は女性陣が圧倒的に多く、そのパワーに押しつぶされそうでした。飛鳥の場合は夫婦が断然多かったのですが!そのおかげでダンスは大入り満員ではありますが、5人も準備したダンスパートナーも不十分で船長さんは踊りずめでとても大変でした。また聖歌隊をつとめたゴスペルシンガーたちが「歌声広場」で実に上手に皆さんをリードしてクリスマスソングを一緒にうたいます。最後にはゴスペルまで皆さんノリノリで楽しいこと。


飛鳥ではあまりクリスマスを感じませんでしたが、びいなすは「とても楽しいクリスマス」を演出してくれました。とにかく楽しいのです。あっという間にクルーズは終了していました。これぞ「気さくな、そして気楽なびいなす」の真骨頂ではと思いました。


いつもの慣例ですが、下船の時に、乗客の皆さんとふれあう、エンタテイナーやダンシングパートナなどずらりと勢揃いでのお見送りは心地良いものです。飛鳥では感じられなかった船との距離の近さがびいなすの特徴でしょうか。今週末のにっぽん丸のクリスマスが楽しみです。


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飛鳥2「クリスマスクルーズ」について思う


飛鳥2のクリスマスクルーズに参加しました。これから始まる藤原雄一郎の飛鳥・びいなす・にっぽん丸による「クリスマス・クルーズ三船制覇」の幕開けです。


まず結論から言いますと、雑誌クルーズのW専務も絶賛しておられるように、名実ともに「日本のクルーズシップ・飛鳥になったなあ」ということです。設備自体はもともと他の日本船を圧倒していますが、日本のクルーズシップとしての魂が入ったかどうかが確かめたかったのです。もはや「ハーモニではない飛鳥」になりきったと私は思いました。サービスの面でも、この一年で相当進歩したとの皆さんの情報を頂いていましたが、そのとおりであると実感しました。


また歌と踊りのプロダクションショウのレベルは就航前のモニターとは全く比較にならない、立派なレベルに到達していました。とかくの評判であった、食事の面でも一応のレベルには達したと思います。ただ食事や、クルーの接客態度などは何度も乗船して経験した継続的なものが必要で、今回のクリスマスクルーズでの印象で判断するのは正しいとは言えないでしょう。しかし設備に加えてティータイムや軽食などの面でも確実に他の船を一歩リードしています。これはシステムとしての比較ですから断言できます。この内容であれば追随するびいなすやにっぽん丸は大変だなと思いました。


設備やティータイム、軽食の面では飛鳥は日本の船の中では随一であることは間違いありません。これだけの内容ならば、他の船に比較して一泊あたり5千円から一万円の差がついてあたりまえといえるでしょう。(ホテルなら確実に価格で差がつきますね。それと同じです)この飛鳥の値段レベルに対してたとえばにっぽん丸は食事で凌駕してその値段差を縮め、結果として値段に大きな差がなくても、そのサービス内容に納得という熾烈な競争をしてほしいと思います。


また「飛鳥の豪華な設備と多様性は良いけれど、船が大きくて疲れるからびいなすのほうが良い」「歌と踊りのプロダクションショウが素晴らしいというけれど私は落語のほうが好き」「せっかくの豪華なシガーバーやマリナーズクラブは閑古鳥が鳴いている」など乗客の要求レベルの多様性にどのように対応するのか、クルーズシップとしてのポリシーが必要となるでしょう。そして「私は飛鳥」「わたしはびいなす」「私はにっぽん丸」という大切なお客様をどのように囲い込むかもとても大切なことだと思います。


設備やティータイム・軽食以外のサービスの面では、にっぽん丸やびいなすが飛鳥に勝っているところは色々あるでしょう。にっぽん丸クルーの「お帰りなさい」の一言(リピータの顔を覚えていて、乗船してきたお客さんにかけることば)、びいなすのフレンドリーな「クルーと乗客の交流」などお金をかけないでもいくらでも乗客の心をつかむ方法はあります。船会社の企画部門の人たちはつねに相手の船に乗船し乗客の反応を確かめるべきです。私にでも声がかればいくらでも説明致します。


国内の三つの船はそれぞれに独自性を持つことは必要ですが、飛鳥に対抗するには妙なところでケチらないことです。もちろんコスト削減は必要不可欠ですが、たとえばにっぽん丸の和食は温泉旅館であるまいし、お盆にあらかじめ盛って事前にテーブルに配置しているのはやめてほしいものです。飛鳥でもびいなすでも一品ずつ運んでくるではありませんか。またにっぽん丸の午後のティータイムの貧弱さはなんとかして欲しいと同時に、「ティータイム以外はセルフサービス」もやめてほしいです。びいなすの7階の女性の素晴らしいサービスや飛鳥のビストロでのサービスを見習ってほしいです。


また冷蔵庫にもミネラルウオータ以外に、ジュースやお茶くらいは飛鳥のように無料で入れておくべきでしょう。日本のクルーズの値段は国際的に見ると五ツ星クラスの高額さですからケチケチしてほしくないものです。


今回の飛鳥もそうでしたが、満席にならず、神戸から清水までの片道に5団体約100名のツアーが組み込まれていました。また清水から神戸のワンナイトの団体も多く見受けられました。飛鳥といえども集客にかげりが見えていることを強く印象つけました。これは思うように集客できないクルーズにたいして他の船でも行う手段です。どうして個人には区間クルーズを認めず、旅行社には許すのでしょう。(たった二泊のクルーズですよ!)


このような団体旅行は、クルーズ初めての人がクルーズを知る良いチャンスではありますが、値段レベルから見れば世界最高峰クラスの豪華船と同じです。そのような豪華船にはそれなりの雰囲気が必要ではありませんでしょうか。集客不足で団体客を入れるのであれば、団体以外の乗客の値段を下げてほしいと思います。だって日ごろの雰囲気とは確実に異なるのですから。クルーズの雰囲気は大切なものだということも認識してほしいと思います。


ともあれ飛鳥2が日本の客船として確かな生まれ変わりを確実にしてのは嬉しいことでした。


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飛鳥に火災

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飛鳥に火災


昨日のことです。我がサイトの掲示板に「今、飛鳥が火災だとのニュースを息子が見ました」との情報が18:13分に書き込みがありました。丁度その飛鳥が東京から神戸に来て、神戸のクリスマス・クルーズに乗船予定であった私はびっくりしました。その後朝日新聞の記事やら郵船のHPサイトでのお詫び記事など掲示板に書き込まれました。我が掲示板の速報性と読者の皆さんの熱心さに嬉しい気持ちになりました。


とても活発でアットホームな掲示板です。是非覗いて見て下さい。


http://www3.ezbbs.net/33/fujiwara/


さて飛鳥の火災については「雑誌クルーズ」のウエブ版「ウエブクルーズ」から引用させて頂きます。


「12 月10日夕方、飛鳥?で火災が発生した。郵船クルーズが同日発表した。東京晴海に停泊する飛鳥?の煙突から発火しているのが16時40分に発見され、乗組員が消防活動を開始。乗客に船内放送で案内したが、消火活動の状況から非難は不要と判断。17時17分に乗組員が鎮火を確認。18時15分に東京消防庁が鎮圧および鎮火を確認。18時50分に海上保安庁による出港許可を受け、19時出港した。


 出火の原因は出港準備中に稼動した主発電機とボイラーの煙突から火の粉が飛び、煙突頂板にあった可燃物に付着、発火した可能性が高い。可燃物とは各機器の煙突から出た未燃焼物(ススなど)とみられている。


 通常は空中に飛散し、頂板に堆積しづらいススが、火災直前の航海(2泊3日無寄港クルーズ)で、低速運転したために溜まった可能性が考えられる。現在は消化活動で可燃物が流され、再火災が起こる危険はないとのこと。次港入港まではホースの設置と現場の監視を行う。郵船クルーズは再発防止策として、現在 1.5カ月に1度の割合で行っている煙突回りの点検の、頻度を上げることを検討中。


 乗客には出火確認直後、鎮火後、出港時の3度にわたり、船長から船内放送で状況を説明。出港1時間後にも改めて経緯と原因を説明した。17時30分から第1回目の夕食、船上のイベントも通常どおり実施している。火災が原因で下船した乗客はいない。」


また驚いたことにウエブクルーズの掲示板に、飛鳥の煙突から火を噴いている、本当のスクープ映像の投稿もありました。ウエブの世界の恐ろしさというか、素晴らしさを痛感した次第です。投稿856を見て下さい。


http://www.cruise-mag.com/bbs3/joyful.cgi


また雑誌クルーズのボスW殿の12月10日の感想も見て下さい。


http://www.cruise-mag.com/blog1/index.html


それでは飛鳥のクリスマスクルーズを楽しんできます。


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日本のクルーズ市場は眠れる巨人


国交省主催の「第三回ジャパン・クルーズ・シンポジウム」に参加しました。雑誌クルーズの海事プレス社若勢専務も司会で登場されました。その若勢専務が「関西シンポでショックだったのは、日本が本来実現すべきであり、希求してきた「日本の港を起点としたクルーズ」が、一顧だにされずに、逆に新参の上海、釜山がホームポートという格好で実現している点。 日本の客船誘致の手法、取り組みの仕方、主体をどのように考えるか、深刻に反省しなければいけないと思います。」と感想を述べています。


当日ロイヤルカリビアンの副社長ラムさんが「日本の国内旅行は年間3億人、海外旅行も1700万人なのに、クルーズはわずか年間17万人。しかもロイヤルカリビアンのような外国船の利用者は年間4万人にすぎない。日本のクルーズ市場はまさにSleeping Giantだ」と叫んでいたのが印象的でした。


その後、ラムさんとお話する機会を得ましたので、「中国市場で成功すれば、日本市場など興味をなくすでしょうね」と誘いかけると「とんでもない。これだけの旅行大国は世界にそんなには存在しない。また日本のマーケットでは高級な商品を購入する良質な顧客がたくさん存在する。現在はクルーズに対して眠っているだけだ。全部が目を覚まさないでも良い。少しばかり目をさませばクルーズ人口はすぐに100万を超える」との頼もしい返事が返ってきました。


そこで私は「その理由は日本の人がクルーズを知らないことが第一。また旅行社の店頭に立つ社員もクルーズを知らない。だからクルーズを売りたがらない。アメリカでクルーズブームの発火点になったクルーズ船を舞台にしたラブストーリ「ラブボート」のようなテレビ番組が必要だ。」と説明しました。そしてそのためにこそ「藤原雄一郎のクルーズワールド」はクルーズの楽しさを日本の皆さんに伝えようと必死になっている。とチャッカリ我がサイトをPRしました。


ラムさんは「日本の市場にはとても期待している」とも言っていました。次回ロイヤルカリビアンが日本に進出してきた時に、かつてスタークルーズが撤退したようなことを二度とさせないためにも「藤原雄一郎のクルーズワールド」は頑張らないといけないと、思いを新たにした次第です。ともあれ刺激になったシンポジウムでした。


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韓国でフェリー・クルーズ


日本で国内旅行は年間3億人、海外旅行は1700万人の規模であり、旅行業全体での取扱量は年間7兆円にものぼる大きな金額です。また旅行社も全国で一万社も存在しています。ところがクルーズに関しては年間17万人程度というお寒い状態です。


この大きな原因は「日本ではクルーズの実態が知られていない」ことにあると思います。ですから旅行社の店頭で忙しく働く社員にとって「クルーズは一番手数がかかり、出来れば売りたくない」心境になってしまいます。もし「クルーズがこのように手軽で楽しく、決して高価なものではない」ということが知れ渡れば、クルーズを楽しむ人々は飛躍的に多くなると思うのです。だからこそ「藤原雄一郎のクルーズワールド」ではクルーズの楽しさを広めるために懸命の努力をしています。


しかし仮にクルーズ人口が増えても、現在の三隻体制ではさばききれません。そこへ海事プレスの「ウエブクルーズ」で韓国が日本のフェリーを借りて釜山を起点に三泊四日のクルーズを開始するとのニュースが流れました。


「韓国のパンスターラインが、定期的なクルーズ事業に進出する。東日本フェリーが青函航路に投入していたカーフェリー"ほるす"(7192総トン)を裸用船(ベアボート・ハイヤーパーチェス=BBHP)し、釜山を起点にした3泊4日のクルーズを開始するもの。」とあります。


また「アイテナリーは、毎週水曜日に釜山を発ち、忠武、麗水、莞島、済洲など釜山より西側の景勝地を訪ねる3泊のクルーズを実施、土曜日には釜山に戻る。また土曜日の夜には、釜山港でのワンナイトクルーズに投入する予定。」ともあります。なかなか良いアイデアではありませんか。しかもクルーズフェリーにふさわしいように改造すると言うのです。


考えれば色々アイデアは浮かんでくるものです。商船三井などは子会社ににっぽん丸やふじ丸に加え、多くのフェリー会社を持っています。またびなすの親会社は日本でも屈指のフェリー会社です。もっと総合力を発揮して、親会社・子会社の垣根を取り払って考えれば、とても良いアイデアが浮かんでくるのではないかと思うのですか。一方旅行社についても、豪華寝台特急とフェリーを組みあわせたツアーなど、次第にツアーに多様性が出てきています。


陸上ツアー、クルーズ、フェリー、寝台特急など道具立ては豊富になってきていますので、これらの枠を取り払って、より楽しい旅を提供する機運が高まってきているのは良いことです。顧客目線に立って、より楽しい旅をドンドン提供して欲しいものです。


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